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WHYの重要性は以前読んだ「ストーリーとしての戦略」でも多く語られていた部分だと思う。「WHYからはじめよ」で例に挙げられているスターバックス・サウスウエスト航空は「ストーリーとしての戦略」でも「思わず人に話したくなる長いストーリーがある企業」として分析されている。
なぜ自分が建築・不動産の領域でどんな世界を作りたいのか、なぜ作りたいのかについて考えさせられたことをメしておく。
「より多くの人が若い内から夢ややりたいこと実現できる社会環境を作りたい」
本書を読みながら、建築・不動産の領域で上記のような社会をつくりたいという想いが浮かんできた。不動産は全ての人に関わる領域だと思うので、社会へ与えられる影響力のポテンシャルはとても大きいと思う。
地域住民と観光客っていきなり直接コミュニケーション取るにはハードルが高いよね。でも間にSEKAI HOTELが入ることで一気にハードルが下がる。頑張る個人と応援したい企業のマッチングを住居というハードで行う。
つまりSEKAI HOTELはコミュニティをつくり、ORDINARYを届けることで地域の空き家問題や衰退といった“不安”を解決し、観光客が地域のディープな部分に飛び込んでいく時の障壁という“不便”を解決しているってこと。
個人が夢を追う際の障害(不)をなくす。建築・不動産というハードで
俺はもっと家での過ごし方が変われば、世の中の孤独が減るんじゃないかって思ってる。共感。
脳は合理的な決断を下すには時間がかかり、質も悪いらしい。
自分は学生時代の部活の主将として組織運営に苦しんだ経験から、組織のポテンシャルを引き出せるような仕事をしたいと思い、新卒就活で総務コンサル会社に入社予定だったが、直感で建築系の会社を受け直し進路変更した。
その決断をして本当に良かったと思っていて、建築や不動産のことをもっと好きになったし、もっと本気で取り組みたいと思うようになった。
直感での意思決定の質は高いのかもしれない。
直感と信念については『正しい判断は、最初の3秒で決まる 投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣 』に詳しく書かれている
ヘンリー・フォードが「もっと速い馬」ではなく「車」を世に生み出し、アップルが「グラフィカル・ユーザーインターフェース」を与えたように、建築・不動産の領域でも社会にないものを生み出したい。
若いうちから一軒家に住む人を増やしたい。それも安く。若いうちから車と広い自分の家があれば、遊びの幅も広がる。地方でも楽しいと思う人を増やし、一極集中を抑制する。出生率の低下抑制にもなるかもしれない。家を楽しむ人を増やしたい。ライバルは外食産業かもしれない。
不動産をもっと身近なものにするために煩雑な手続きをシンプルなものにしなければならない。高級時計を買うくらいの感覚で買えるように。
フランク・ロレンゾは自分で開けたソーダなら飲むらしい。人を動かすには、その人になってほしいようなラベリングをしてしまうのが有効。
サウスウエスト航空の採用について、「技術を雇うんじゃない、姿勢を雇うんだ。技術なんぞ、いつだって教えられる。大学時代の部活でも技術はなくても楽しんで練習をし、先輩に教えを乞う後輩がいたが、4年時にはすごく上手になっていた。
一番大切なのは従業員。従業員がきちんと扱われていると感じれば、世間も株主も幸福になる。人はついつい身近な人への態度が雑になり、親しくない人を丁寧に扱ってしまいがち。
WHYを持つことが入居条件のシェアハウス(シェアハウスじゃなくてもよい)。家賃は安い。その様子と各人のWHYを発信(機材と環境は提供する:機材の用意も素人には意外とハードルが高い)。視聴者・フォロワーからはHOWを持っている人が現れるかもしれない・共感してくれるスポンサーをつける。夢へ必要な資金も稼げる。若い内の月+2万の収入(または節約)が人生を変えるかも。バイトを減らして時間を確保できる。
個人のクラファンのVlog版。
クラファンはWHYもHOWも持っている人じゃないとお金を集めにくいのかも
服のセンスがいい人がいい!という人がいるように、インテリアのセンスがいい人がいい!という世界。
キング牧師がアメリカには変化が必要だと信念を持っていたように、直感や信念やWHYは一人一人違う。自分は建築・不動産を扱いたい。
WHYの実現のためのWHATであるから、事業内容は多岐にわたってもよい。そんな企業が勝ち残るし増えていくだろう。ベーシックインカムの導入がWHATかもしれない。