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51. 「手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~

今日は、喜多川 泰さんの『手紙屋」 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』です。

最近は読書と建築コンペの受賞作品をトレースすることに夢中になっていしまい、ブログ更新(自分のための記録)が滞っておりました。

これから約5記事アップしていきます。

Xもやっています。ぜひフォローお願いいたします。
https://twitter.com/kawamura20s

目次

この本で分かること

  • 「人生で大切なこと」

就職活動中の男子大学生が「手紙屋」という聞きなれない職業との10通の手紙と就職活動を通じて人生に大切なことを学び成長していくストーリー展開のある自己啓発本です。

こういう形式の本(ユダヤ人大富豪の教え)のような著者が伝えたいことが物語を通じて表現されている本は読みやすく、とても気持ちになり、人生のモチベーションになるので好きです。

読む目的

  • 「知り合いに紹介されました」

「オススメの本ありますか?」と聞いたら、手紙屋がおすすめということで、紹介されていから時間が経ってしまいましたが、この度読了です。

こういう本は定期的に見直し、モチベーションにします。
ガソリン本だと思っています。

このブログでは建築未経験24歳が建築設計を軸に
世の中に豊かな時間を増やすために、独学で学んだことを記録しています。


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物々交換

諒太君は就職活動のやる気が湧かないまま、手紙屋との文通をスタート。
まず、欲しいものを手に入れる方法はお金だけではないということを手紙屋から学ぶ。

就職活動においては

「会社が持っているものの中で自分が欲しい”お金”や”安定”と、自分が持っているものの中で相手が欲しがる”労働力”や”時間”をお互いがちょうどいいと思う量で交換している」

ということになるが、実はそうではないかもしれない。

会社は人びとが欲しいのは時間やお金だけではない。笑顔や言葉も物々交換に使えるということ。

相手に称号を与えて、いい人にする

相手に「○○さんってほんと親切ですよね」
みたいに先回りして相手がこうであってほしい称号を与える。

人は暗いと言われれば明るいときもあるよと思う。
強いですねと言われれば弱いときもありますよと思う。

全員、あらゆる性格を持っているから先に称号を与えることで、与えた称号の一面を自分に対して見せてくれるようになる。

偉人は幼少期から母に「あなたは将来成功する」という称号を与えられ続けてきたから、成功できたと言える。

周りの給料を稼ぎ出す人になる

組織で上の立場になると、多くの仕事をしても周りと大して給料が変わらないということもある。

実はそんな状況も受け入れながら、頑張れる器があるかを見極めるのに良いシステムとも言える。

周りがどうとかよりも、自分のベストを尽くす。

「天は自ら助くる者を助く」

手に入れたいものを天秤にのせる

自分が手に入れたいものを片方の皿にのせ、もう片方に何を乗せればいいのかを考える。

チームで一番野球がうまくなりたいなら、”誰よりも意味のある練習をたくさんする”を乗せる。

成功している人は反対の皿に相応のものをのせているので、成功は当然ともいえる。

逆に、

反対の皿に大したものを置いていないのに、手に入れたいものが手に入ってしまうことがある。
これが本当のピンチで、その後の人生で手に入れたいのに、反対の皿にはそれ以下ものを置くことが癖づいてしまい、なぜ成功できないんだと憤ってしまう。

どんな出来事もとも自らを成長させる糧に変えて、たとえばどれほど不運に見舞われたとしても、その経験がなければ手に入れることができないような成功を実現しようとします。そして普通の人がついてない出来事や失敗として片づけてしまうことを。自らの成功のために必要不可欠な”材料”にまで昇華してしまうのです。

所属分野の知識は必要条件でしかない

英語の通訳で活躍できる人は日本語と英語が上手な人ではなく、日本の文化に詳しかったりだとか、数学が得意で数学書の翻訳を任せられたりだとか、言語能力があるだけではない。

あくまで必要条件である。

成功することで幸せにできる人がいる

300人を幸せにしたいという目標を立て、その壁を超えることができれば300人を幸せにできるが、自分がその壁を越えなければその300人は”あなたが努力によって壁を超えさえすれば手に入れられる幸せを手にすることができない”ということになる。

この300人は自分の応援団である。
壁の向こうにいることは感じられても、自分が成功するまでは決して会えない心待ちにしている人。
壁が高ければ高いほど応援団が大きくなる。

成功に向かって頑張っている時は常に壁のすぐそこに応援団が応援してくれている。

埃をかぶらないように動き続ける

部屋は掃除をしないと埃をかぶるように、どんなに成功のために頑張ろうと決意しても、自分を磨くことをやめればその思いもなかったことのように埃をかぶってしまう。

だから、本を読み動き続ける。慣性の法則を使う
動き続けるときは、お金が発生しない手伝いでもいい。それでも自分のためになる。
「転がる石には苔はつかない」

僕が無償で手伝っているからでしょうか。今までのバイト先ではあり得ないくらい、やっていたこと一つ一つに対して皆さんが喜んでくれたい、感謝してくれたりするんです。業務終了後には毎日誰かが僕を食事に連れて行ってくれたり、そこで本やネクタイをプレゼントしてくれたいして、結局バイト代以上のものをもらっています。

情熱をもつ

夢を叶えることが出来た人は
『私には才能がなかった』といい

夢を叶えることが出来た人は
『どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです』という。

成功できる人は才能ではなく、情熱を頼りにする。

あとがきより

 作品を書くときはいつも一人です。
 静かな部屋の中に一人で座って、黙々と書きます。
 でも、孤独ではありません。
満員の大応援団で埋め尽くされた甲子園球場のマウンドの上に一人、机を置いて作品を書いているようなつもりでいるのです。
 その大応援団というのは、今はまだ出会っていないけど、僕が壁を超えることができたときに初めて出会うことができる人たち、「この作品を読んでよかった」と少しでも思ってくれている人たちです。

その他

問題がないときには何とも感じない家族のやさしさも、自分が弱っているときには本当にありがたく感じるものだ。

わたしは、若い人たちに「できるだけ大きな壁を、たくさん超える生き方をしなさい」と言ってあげるほうがいいと思うんです。

まとめ

物語形式のこういう本は頑張ろうとか優しい気持ちになれるので毎回読んでよかった、となります。
埃をかぶらないためにもいつか読み返します。

著者の執筆スタイルが若者にどうしても伝えたいことが出てきたら書くというものみたいですが、溢れる思いや情熱があると良い本になるんだなと感じました。

ちなみにnotionに読みたい本読んだ記事にまとめています。こちらもよかったらご覧ください。

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