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10. 『ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない』

ビジネス書、自己啓発書を読む際に陥りがちな罠や自己啓発中毒になった人の体験談を知ることができてよかった。

著者は一貫して、自己啓発書に懐疑的な態度をとっている。
自分の中に著者のスタンスをインストールするとバランスのよい読書体験ができる。

読書したいけど、読むことがつらくなってきているときや読書が目的になってしまっていると感じる際に、思い出したい考え方が盛りだくさん。
本との付き合い方のスタンスを見直すきっかけになった。

自分のやっていることに批判的だったり、懐疑的な意見を知ることはバランスを保つ上で時には必要だ。

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目次

目的

読書をより有意義な時間にするためのアプローチは3つあると考えた。

  1. 早く読む
    →ある程度数をこなせば身に付く
  2. 無駄な本に手を出さない
    →何を読むかをしっかりと見極める。ロングセラーや他の人が読んでなさそうな本など。
    ロングセラーには普遍的なことが書いてある。他の人が読んでいない本を読むからこそ違う発想ができる。本当にためになると思いながら読める本はより内容が頭に入ってくる。
  3. 記憶定着率を上げる
    →いくらいい本を読んでも忘れてしまっては意味ない。覚えたい内容を忘れないようにできる技術を身に着ける。

今回は2番の無駄な本に手を出さないというアプローチの仕方を知るために読む。
今後の読書をより有意義な時間にするために、必要なステップであると考えた。

メモ

・Work is the refuge of people who have nothing better to do.
仕事とは、他になすべきことを持たない人々の逃げ場である。
オスカー・ワイルド(アイルランドの詩人/劇作家)

仕事をしていると、いかに自分がやりやすいか、楽できるか、責任は取らないけど言いたいことが言えか……といった点に多大な意識を向けて、対人関係や職場環境をつくっていこうとする人が、けっこうな頻度で現れるもの。そのような、ある種の悪意や小賢しさを持って世渡りしていこうとする手合いから、いいように手玉にとられるのではなかろうか、と。

経験上あるかも。

・自己啓発書の根幹の考え方は、キリスト教、ニューソートにある

・タスクできるだけ具体的に。自分が行動する場面が想像できるくらいに書く。

「これは本当に自分のしたかった仕事なのだろうか」などと逡巡しながら、終わりなきモラトリアムを生きることにもなりかねない危うさを、自己啓発ははらんでいます。

一番避けたい状況である。結局自分の周りにある情報の中で行動しなければ前には進めない。情報を得すぎることが目的になると思考停止状態に陥ってしまう。

最終的には実践して楽しいかどうか、仕事がより面白くなるなるかどうかで取捨選択していくのが賢い付き合い方だと考えます。

いま一番意識している考え方。自己啓発やライフハックを我慢してまで使う必要はない。自分の感情がどうなるかで判断する。

ビジネス書のなかには、いわゆる「真面目な勉強家」「向上心のある努力家」の心をくすぐる、誤解を恐れずにいうなら、純粋な読者をそそのかすことで商売を成立させている本が含まれています。

たしかに、読書は大切です。その意味では、ビジネス書を読むことはよいことと言えます。ただし、これはあくまで一般論であって「適度な運動をすることはカラダによい」という程度の指摘でしかありません。

「読書をすべき=運動をすべき」の感覚。

ビジネス書を参考にするのはいいとして、変に影響されていしまい、たとえば職場の人間関係をギスギスさせたり、プロジェクトの進捗に支障をきたしたりしてしまう、なんて例も実際にあるといいます。

こんなことには絶対したくない。

オーバースペック気味にビジネス書を読み漁っている人のなかには、「自分はちゃんと勉強しているんだ。オマエらとは違うんだ」というような、歪んだ自尊心を肥大化させるケースもあるようです。

本当に『コイツはできるな』という人材は、最新のビジネストレンドや実務事例などを勉強しつつ、一方で職場の人間関係やこれまでのやり方などにも関心を払い、いま置かれている環境で自分の力をどう発揮し、どう影響を与えていくか、といったところに意識を向けている。

こういう人間になりたい。郷に入っては郷に従え。

でも、言い訳だけは立派で、「そういう業務の進め方より、こうしたほうがより効率的だと思うのですが」と提案(批判)だけは一丁前だったりする。

でも。それなのに。なぜじゃ、それほど仕事ができない。実務者として何かが足りない。

・ビジネス書の学びを実務に落とし込むのは容易ではない
→まずは周囲の人に学ぶ、という形に意識を変える

あくまでも自分が主体的に選んで、身に着けているという印象が強いのです。

・自己啓発なら「7つの習慣」「思考は現実化する」。両方分厚いが。

畑に肥料をまいて、耕して、土をつくる。そうすることで、これまでより美味しくて大きな野菜が採れる……かもしれない。そのくらいの期待値でつき合うくらいがちょうどよいのかな、と

大きな野菜を取るために、より大きな畑、いい肥料、いい育て方を追求することは良いこと。肥料マニアにはなりたくない。

・読書後にも目次に目を通す

・「道をひらく」「社員心得帖」「本田宗一郎夢を力に___私の履歴書」「得手に帆を上げて__本田宗一郎の人生哲学」「ものづくり魂__この原点を忘れた企業は滅びる」「人間井深大」「盛田昭夫語録」「「成功」と「失敗」の法則」「生き方__人間として一番大切なこと」「成功は一日で捨て去れ」

ビジネス書を読んでも成功できない理由、読めば読むほどに窮屈に思えてくる理由を考えてみると、「やる気やポジティブ志向を煽るだけ煽って前のめりな姿勢にさせる一方で、その結果生じる願望と現実のギャップの存在を正面から解説してくれず、それを乗り越える困難さ痛みを説明してくれない」あたりに問題がありように思えてくるのです。

著者の言語化力がすごい。。読書をしていてたまに感じる焦りを非常にうまく表している表現であると思う。

ビジネス書だけ読んでいてもビジネスができるようにはならないし、バランスの取れた社会人にはなれない、とさえ思う

まとめ

よりよい環境を求めながらも、いまやっていることにちゃんと向き合うことが大事なのかなと。
本は行動のヒントにしかならない。栄養ドリンクみたいなものでもある。

あえて栄養ドリンク的な使い方をすると、割り切って読むときもあってよいと思う。

バランス感覚が大事。

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